軽自動車に東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートを付けて白ナンバー
2021/04/27
以前の記事で、軽自動車に「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」を付けると白ナンバーになります。
と紹介しましたが、最近になって違う図柄の白ナンバーを見かけるようになりました。
また、ちょっと疑問に思ったので調べてみました。
この記事の概要
軽自動車の通常ナンバー
1975年4月1日以前は白ナンバーでしたが、現在は黄色ナンバーになっています。
通常に登録するだけでは黄色のナンバーになります。
どうすれば白ナンバーに？
構造変更して白ナンバー
現在の軽自動車の規格は「長さ3.40m以下・幅1.48m以下・高さ2.00m以下・排気量660cc以下」ですので、構造変更をして「長さ・幅・高さ・排気量」のいずれか一つでも規格から超えれば普通自動車になりますので、構造変更をして届出をすれば白ナンバーにする事が出来ます。
ただし、税金や保険なども普通自動車になりますので、当然金額が大幅にアップしますので、構造変更による白ナンバーにするメリットはほとんどなく、デメリットの方が多くなります。
東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様にして白ナンバー
2016年12月28日道路運送車両法施行規則等の一部改正があり、図柄入りナンバープレートが導入されました。
第一弾として、アジア初のラグビーワールドカップが2019年に日本で開催される事を記念して「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」が交付されましたが、今回は第二弾として、競技大会の大会開催機運の盛り上げに貢献するため「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」が交付される事になりました。
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その「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」を選ぶ事で軽自動車でも白ナンバーにする事が出来るんです。
デザインがすべて白ナンバーをベースに作られていますので、軽自動車でも白ナンバーになるというわけなんです。
当然税金も保険なども軽自動車のままになります。
ナンバープレートのデザインは？
東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート一覧表
出典：国土交通省報道添付資料
「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」のデザインは、エンブレムのみの寄付金なしのタイプと、エンブレムに加えて背景に図柄が入った寄付金付きのタイプの2種類があります。
寄付金の額は1,000 円以上です。この寄付金は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における交通の利便性向上等に対する支援事業に活用されます。
ナンバープレートは寄付をしたからといって、必ず「寄付金付きのタイプ」になるわけではなく選べるという事ですので、寄付をしても「寄付金なしのタイプ」にする事も出来ます。
白ナンバーに出来る対象車は？
「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」に出来るのは自家用軽自動車になります。
事業用軽自動車や二輪車は対象外で、自家用軽自家用でも車両番号のかな文字が「わ(レンタカー)」と「A B(駐留軍)」も対象外になります。
字光式(光るタイプ)のナンバープレートは、製造されていませんので注意してください。
また、新規でナンバープレートを取得する車両だけでなく、すでにナンバープレートを取得している車両についても、現在のナンバーとすべて同じ「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」へと交換する事が出来ます。
ただし、分類番号が3桁以外の車両や旧標板地名(品、栃木等)のナンバープレートは交換する事が出来ません。
白ナンバーの取得・交換・申し込み方法は？
申し込みには「交換申込」と「希望番号申込」の2通りがあり、自分が希望する番号に出来る「希望ナンバー」も取得出来ます。
だだし、「希望番号申込」出来るのは下記の場合に限られますので注意が必要です。
(1)新規登録を行う場合。
(2)管轄変更を伴う名義変更（移転登録）または転居による住所変更（変更登録）を行う場合。
(3)現在のナンバープレートが紛失、破損、汚損して番号変更を行う場合。
インターネットで申し込む
一般社団法人 全国自動車標板協議会がウェブ上で「図柄ナンバー申込サービス」を行っています。
この専用サイトから申し込みをする事で取得する事が出来ます。
「図柄ナンバー申込サービス」一般社団法人 全国自動車標板協議会
窓口で申し込む
自動車の使用の本拠の位置を管轄する「希望番号予約センター(自動車登録番号標交付代行者)」の窓口で申し込みをする事で取得する事が出来ます。
「希望番号予約センター」は運輸支局等や軽自動車検査協会事務所に近接して設置されています。
「希望番号予約センター一覧」一般社団法人 全国自動車標板協議会
ディーラー(販売店)・整備工場に依頼する
新車の購入先や近くのディーラー(販売店)や整備工場でも、「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」の申し込み手続きを代行してもらえます。
ただし、交付手数料とは別に代行手数料が発生しますので、費用がどのくらいになるか相談してみてください。
白ナンバーの交付手数料(費用)は？
「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」の交付手数料(費用)は、お住まいの地域によって異なり、7,000円～9,000円前後となっています。
埼玉県と千葉県：7,310円
茨城県、群馬県と山梨県：7,410円
また、寄付をする方は、交付手数料の他に「寄付金1,000円以上100円刻みで100万円までの金額」が必要になります。
申込期間と交付期間があります
「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」は、期間限定特別企画のため申し込みと交付に期間が設定されています。
※東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催延期に伴い「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」の交付期間が１年延長になりました。
申込期間 : 2017年9月4日(月)～2021年9月30日(木)まで
交付期間 : 2017年10月10日(火)～2021年11月30日(火)まで
白ナンバーすると何か問題ある？
税金や保険料は？
ナンバーが白に変わるだけですので、税金も保険料も軽自動車のままになりますので問題ありません。
高速料金(ETC)は？
高速道路をECTで自動通過する場合、車両の種類をナンバーで区別しているのではなく、ECTの機械に設定されている車両の登録情報で種類を区別していますので、ナンバーの色が白になっても軽自動車料金になりますので問題ありません。
ただし、ECTでない場合またはETCなのに一般の料金所ゲートを利用する場合は、「普通車」と間違われる可能性がありますので、支払い時に通行料金をチェックするようにしてください。
終わりに
現在は「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」と「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」の二種類の特別仕様のナンバープレートが交付されています。
寄付をしなくても白ナンバーに出来ますし、通常ナンバープレートに戻せば(有料)、記念に保存することも出来ます。(不正使用防止のために穴があけられます)
みんなで「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」や「東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレート」をつけて走って盛り上げていきましょう！
以上、「軽自動車に東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートを付けて白ナンバー」でした。
みなさんの参考になれば幸いです。
